膠原病の蕁麻疹の特徴とは?

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ここでは、「膠原病の蕁麻疹の特徴」
についてお話します。

 

突然かゆみを伴う
ブツブツが現れる、蕁麻疹。

 

広範囲に出現すると、

 

「何か悪い病気ではないか?」

 

と不安になりますよね。

 

それが、難病の膠原病の
可能性があるのか、
気になるところではないでしょうか。

 

そこで今回は、膠原病の
蕁麻疹の特徴を紹介します。

 

蕁麻疹と内臓の病気

 

原因がはっきりとしない
突発性蕁麻疹の中でも、
1ヶ月以上発疹を繰り返す

 

「慢性蕁麻疹」

 

は珍しいことではありません。

 

とは言っても、長く蕁麻疹が続くと
内臓に疾患があるのではと考えがちです。

 

特に高齢者の場合は、
何か隠れた病気があるかもしれない…、
と考える方も多いでしょう。

 

しかし、全身くまなく検査をしても
実際に内臓の病気が見つかった
という例は、ごく稀なのです。

 

蕁麻疹が内臓の病気の
サインであることは少ないのです。

 

その他の自覚症状が無いのに、
やみくもに検査を行うことは
賢明な判断とはいえないのです。

 

膠原病と蕁麻疹

 

蕁麻疹をともなう病気の一つに、
膠原病が挙げられます。

 

膠原病は、自分の細胞に対して
身体が敵とみなして攻撃してしまう、
免疫異常の病気です。

 

中でも

 

・全身性エリテマトーデス
・関節リウマチ
・シェーグレン症候群

 

には、蕁麻疹の症状が
現われることがあるのです。

 

これらの膠原病の蕁麻疹には
特徴があり、

 

「蕁麻疹様血管炎」

 

と呼ばれています。

 

皮膚の毛細血管が破壊されるため、
普通の蕁麻疹と違って長時間持続し、

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治ったあとには色素沈着を
起こすものとなります。

 

治療としては、まず元の
疾患の治療が優先されます。

 

蕁麻疹様血管炎

 

膠原病に出る、特徴的な蕁麻疹です。

 

症状としては、

 

・痒みが比較的軽い
・微熱

 

・関節痛を伴う
・皮疹が24時間以上消失しない
・消失後色素沈着、紫斑、出血斑が残る

 

などが挙げられます。

 

ひどい場合には、
全身性エリテマトーデスに移行する
ケースもあるので注意が必要です。

 

原因としては、現在でも
これといった特定の原因が
解明されていなません。

 

しかし、基礎疾患が原因で
蕁麻疹様血管炎を発症させている
ことは分かっています。

 

その原因となる基礎疾患として、
リウマチや膠原病のほかに
肝炎などの感染症なども挙げられます。

 

治療としては、まずは原因を
特定するために基礎疾患が
ないかなどの検査を行います。

 

基礎疾患が見つかれば、
その疾患に適した治療が行われ、

 

同時に痒みがひどい場合などは
抗ヒスタミンなどの薬が処方されます。

 

原因が見つからない場合は、
蕁麻疹の症状を改善させるために

 

プレドニンなどのステロイドで
治療を行うことが多いです。

 

しかし、ステロイドは症状改善に
有効な反面、副作用を伴い患者の
ストレスとなることも多いです。

 

このように、膠原病では
特徴的な蕁麻疹が現れる
場合があるのです。

 

もし蕁麻疹が24時間以上続いたり、
治ってから色素沈着などで

 

跡が残ったりするのであれば、
膠原病の可能性があります。

 

早期発見のためにも、
すぐに病院で検査を受けるようにしましょうね。

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