膠原病の原因はストレスなの?
ここでは、「膠原病の原因はストレスなのか」についてお話します。
膠原病は、なぜ発病するのかがまだ分かっていない病気です。
とはいっても、最近の研究により、
その謎は徐々に解明されてきていて、
原因はいくつかの要因があることが分かってきています。
その要因が重なり合って発病する可能性があるのです。
では、現代の多くの人が感じているストレスは、
膠原病の原因となるのでしょうか?
そこで今回は、膠原病の原因と
ストレスについて紹介します。
原因となる要因1:体質・素因
痩せやすい体質、太りやすい体質のように、
人は生まれ持った体質というものがあります。
膠原病も同じで、なりやすい体質の人がいるのです。
今のところ、膠原病は遺伝しないと言われており、
遺伝的なものは認められていません。
しかし、生まれつき膠原病になりやすさを
持っている「素因」も原因とされています。
もちろん、なりにくい体質であっても
膠原病になっている人も多くいますが、
この素因が原因の一つとされているのです。
原因となる要因2:環境条件
主な原因は、
・紫外線(日光)…長時間の紫外線が原因で膠原病を発症する
・感染症…ウイルスや細菌、カビなどに感染が原因
・薬物
・外傷・外科的手術・美容整形…身体に傷がつくのでリスクが大きくなる
・妊娠や出産
・ストレス・寒冷
などとされています。
特にストレスは、膠原病に限らず
様々な病気の原因となります。
できるだけストレスをためないように
気をつけることが大切なのです。
また、これらの環境条件は、
膠原病を発症している人の
症状を悪化させる原因ともなります。
原因となる要因3:免疫異常・その他
自己免疫が自分の細胞を
攻撃してしまう自己免疫異常。
これが、自己免疫疾患の原因になります。
そのほか、膠原病は女性に多く、
中でも妊娠可能な年齢に発病しやすいです。
発病の原因として、女性ホルモンが
免疫異常を高めている可能性があるのです。
このように、膠原病はストレスが
その発症の要因の一つとなっているのです。
他にもさまざまな要因があります。
また、膠原病を発症しているひとにとっても
ストレスは症状を悪化させる原因となるものです。
普段からストレスをためないように、
気をつけていくことが大切なのです。