膠原病の血液検査で異常なしの時とは?

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ここでは、「膠原病の血液検査で異常なしの時」についてお話します。

 

膠原病という病気は、医師でも
なかなか判断することができない難しい病気です。

 

この膠原病の疑いがある場合は、
専門の医療機関で検査が必要になり、
基本的には血液検査を行います。

 

結果は早くて当日に分かり、
この検査では異常なしとされたのに
他の検査結果から疑いがあると診断されることもあります。

 

どうして血液検査では異常がなかったのに、
膠原病の疑いがあるのでしょうか?

 

そこで今回は、膠原病の血液検査で
異常なしの場合の診断について紹介します。

 

血液検査で調べること

 

血液検査では、

 

・異物を食する働きを持つ白血球が増加しているか

 

白血球の数は、炎症が起こっていると増加傾向になります。
そのため膠原病の中でもリウマチの場合は増加して、
SLEの場合は減少するのです。

 

・血沈やCRPという炎症があると増加するものの数値

 

CRP血液検査では、C反応性たんぱく
と呼ばれる物質の血液中の量により
炎症が起こっているかどうかを調べます。

 

膠原病にかかっている場合にはCRPの数値が高くなります。

 

血液検査で異常なしの場合

 

膠原病の血液検査で「異常なし」と
されれば、ひとまず安心です。

 

膠原病は様々な病気の総称であるため、
抗体ごとに陰性か陽性かを調べていく必要があります。

 

初期症状であるレイノー現象が出ている場合には、
抗核抗体が陽性となるので、
陰性ならば問題ないのです。

 

しかし、血液検査の他に画像診断や
生検で疑いがあると診断されることもあります。

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結果は総合的な判断で出されるものです。

 

総合的にみても異常なしとされるまでは、
気を抜かないようにしておきましょう。

 

膠原病は血液検査が大切

 

血液検査は、短い時間で
身体の情報を知ることができる検査です。

 

膠原病でなくとも、20代になったら
定期的に検査を受けるように心がけましょう。

 

また、女性の場合は50代までの
膠原病発症リスクが高いです。

 

最低でも50代までは、
定期的な検査をするようにしましょうね。

 

もし検査で異常なしと言われても、
症状が出ている場合もあります。

 

そのような時は、大学病院などの
大きな病院で詳しい血液検査を
受けることをおススメします。

 

整形外科ではできない詳しい検査ができるので、
診断や処方される薬などで症状が軽くなる場合がありますよ。

 

このように、膠原病は血液検査で
異常なしであっても、診断されることがあるのです。

 

また、整形外科で異常なしでも、
膠原病内科などより専門的な医療機関で
詳しく検査すると、適切な診断が受けられることもあります。

 

症状がつらいのは自分です。

 

もし血液検査で異常がなくても、
きちんと調べてもらって治療をしていけば、
症状は軽くなっていくはずですよ。

 

・・・というわけで、あなたもこのカテゴリーの
記事を読んで「膠原病の血液検査関係」について、
私と一緒に学習しましょうね!

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