膠原病の医療費とは?

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ここでは、「膠原病の医療費」
についてお話します。

 

膠原病とはひとつの病気の名前ではなく、
関節リュウマチや
全身性エリテマトーデス(SLE)、

 

混合性結合組織病、ベーチェット病、
シェーグレン症候群などの

 

共通する性質をもった
いくつかの病気の総称です。

 

膠原病では共通する症状として、
全身の血管や皮膚、筋肉、
関節などに炎症が見られ、

 

病状が進行すると臓器にも
障害がみられるようになります。

 

なぜ膠原病になるのか、
その原因はまだ解明されていません。

 

そのため、診断には時間がかかり、
さらに原因不明のために完治するのが難しく、

 

慢性的疾患として治療は
長期にわたるものとなります。

 

そうなると、気になるのは医療費です。

 

膠原病にかかった場合、
医療費はどのくらいかかるのか、
気になりますよね。

 

膠原病のように原因不明で
治療法が確立されていないものを
難病といいます。

 

このような難病では、
長期にわたる治療が必要となり、
患者の医療費負担は多大なものとなります。

 

そこで、難病対策として、
医療費助成が行われています。

 

この医療費助成について、ご紹介します。

 

特定疾患治療研究事業

 

原因が不明で治療方法が確立しておらず
希少な疾患であり、長期にわたって

 

治療を必要とし、生活に支障がある
特定の疾患を指定難病とし、

 

原因の究明と治療法確立にむけた
研究の推進のため、

 

国と都道府県が医療費の
公費負担を行うという制度が昭和48年から

 

実施されてきた

 

「特定疾患治療研究事業」

 

です。

 

しかし、この「特定疾患治療研究事業」の
対象となる難病は56しかありませんでした。

 

しかし、原因が分からず長期療養が
必要で患者の医療費負担が大きい難病は
他にもたくさんあります。

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そこで、より充実した難病対策を
行うために国が法律を施行しました。

 

それが平成27年に施行された

 

「難病法」

 

です。

 

難病法により何が変わったか

 

難病法は正式には

 

「難病の患者に対する医療等に関する法律」

 

です。

 

この中で医療費が公的に助成される
疾患をあらたに

 

「指定難病」

 

とし、助成対象となる難病の種類が
これまでの56から
110と大幅に増えました。

 

さらに、平成27年5月13日には
さらに196の疾病が追加され、

 

合計306疾病が医療費助成の対象となりました。

 

難病で医療費の助成を受けるには

 

医療費の助成は指定難病と
診断されただけでは
受けることができません。

 

都道府県に支給認定を受けた指定難病患者が、
指定医療機関で受けた指定難病の
治療に関して行われるのが医療費助成です。

 

ですから、まず指定難病の診断をされたら、
都道府県へ申請が必要となります。

 

膠原病の治療は長期にわたりますので、
医療費の負担は大きくなってしまいます。

 

医療費の助成があるとないとでは
かなりの差があります。

 

慣れない申請手続きは負担に
感じるものですが、
早めに行いましょう。

 

難病の認定や医療費助成の
申請について分からないことは、
地域の保健所や各都道府県にある

 

「難病相談支援センター」

 

などで相談することをおすすめします。

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