膠原病で妊娠は病院の何科に行くの?

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ここでは、「膠原病で妊娠は病院の何科に行くのか」
についてお話します。

 

妊娠・出産は健康な女性でも
精神的および身体への
負担やリスクがあるものです。

 

膠原病という持病がある場合には、
それよりも大きな負担とリスクが
存在することになります。

 

また、膠原病の病状についても
妊娠および出産が影響することも
考えられますし、

 

正常な妊娠出産の経過となるのが
困難になる場合も考えられます。

 

膠原病 妊娠しにくい

 

でご紹介したように、
膠原病の女性が妊娠
出産を希望する場合、

 

その事前準備と計画をしっかり考え、
整えることが必要になります。

 

それは主治医の
協力なしには不可能です。

 

また、妊娠と出産は膠原病の
治療にあたる膠原病専門の科だけで
全てに対応することができません。

 

また、逆に考えるならば、
膠原病のように持病を持つ
女性が妊娠を希望する場合、

 

身近にある産婦人科では
対応しきれないこともあります。

 

そうなると、病院の何科に
行けばいいのか、迷いますよね。

 

そこでご紹介したいのが、
母性内科という診療科です。

 

母性内科とは

 

母性内科という診療科は、
1981年に日本で初めて
大阪母子医療センターに設置された、

 

日本全国でもまだ数が
少ない診療科です。

 

膠原病のように内科疾患を
すでに患っている女性を対象として、

 

疾患の治療計画をし、
さらに妊娠すれば出産まで治療管理、

 

そして出産後のアフターフォローまで、
総合的にサポートするという、

 

総合内科の面と産科の面と
二つの面で女性を
支えてくれる専門科です。

 

まだ設置数が少ない専門科ではありますが、
膠原病など持病を持つ女性にとって

 

妊娠への準備から産後まですべてを含めて
フォローをしてもらえるのは心強い味方です。

 

また、膠原病など持病があると、
妊娠しにくいのではないかという
不安はつきものです。

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そんな場合には、将来的な妊娠について
相談できる医療機関の受診をおすすめします。

 

将来的な妊娠について相談できる医療機関

 

最近、

 

「プレコンセプションケア」

 

と呼ばれる、
包括的ケアの取り組みが
医療機関で始まっています。

 

プレコンセプションケアは、
WHOや欧米などから提唱され始め、

 

日本でも2016年に
国立成育医療研究センターに
専門の外来が設立されました。

 

この取り組みにより、将来の
妊娠に向けた様々な検査を行ったり、

 

その結果をみて妊娠へ
必要となる体の管理や治療をし、

 

より健全な妊娠および
出産の機会を増やすこと、

 

そしてさらには生まれてくる子供を
より健康にすることを目的とした
包括的ケアが始まろうとしています。

 

プレコンセプションケアというのは、
直訳すると

 

「妊娠前管理」

 

になります。

 

似たものに

 

「ブライダルチェック」

 

「プレママ健診」

 

などがありますが、

 

妊娠・出産を考えて予定された結婚を
意識した時に行うものという
イメージが強くなっています。

 

これに対してプレコンセプションケアは、
その対象となるのは妊娠を希望し
計画している女性だけとするのではなく、

 

すべての妊娠が可能な女性に
とって大切なケアであると位置づけ、

 

結婚の予定がない場合でも
受けやすいものとなっています。

 

膠原病などの持病があり、
将来的に妊娠できるのか
不安になったときにも、

 

個別に相談することが出来ますので、
プレコンセプションケアを行っている

 

医療機関に問い合わせして
みることをおすすめします。

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