膠原病の血液検査で40の数値とは?

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ここでは、「膠原病の血液検査で40の数値」についてお話します。

 

膠原病の疑いがあるとされた場合、
まず血液検査をします。

 

血液中の抗核抗体を調べるのが
一般的とされているのです。

 

この抗核抗体は、細胞の核に対する自己抗体で、
膠原病を患っている多くの人が「陽性」となるものです。

 

抗核抗体が陽性とでると、
どの種類の抗核抗体に陽性反応が出たのかを調べていくのです。

 

では、抗核抗体の値が40の場合は、陽性なのでしょうか。

 

そこで今回は、膠原病の血液検査で
抗核抗体が40の場合はどのような
診断になるのかを紹介します。

 

抗核抗体が40とは

 

抗核抗体が40ということは、40倍であるということです。

 

抗核抗体の値は、40倍未満、
40倍、80倍、160倍、320倍、640倍、
1280倍といった数字で結果が表示されます。

 

そのうち、40倍からは陽性となっています。

 

抗核抗体が40ということは、
「陽性」ということなのです。

 

抗核抗体が40倍だと膠原病か

 

自己免疫である抗核抗体が、
40倍であったからといって、
必ずしも膠原病というわけではありません。

 

実は、80倍までであれば、
健康な人でもたまにいるのです。

 

膠原病と診断された人は、たいてい640倍や
1280倍といった高い数値を示すことが多いです。

 

また、40倍未満でも他の症状があれば、
膠原病と診断されることもあります。

 

抗核抗体に出ない種類の膠原病もあるのです。

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そのため、抗核抗体の数値は
あくまで目安としてみるものなのです。

 

抗核抗体で高値が出る原因

 

健康な人でも、抗核抗体の値が80倍といった
陽性がでる人もいるのは何故なのでしょうか?

 

抗核抗体の数値だけ高い
ということがどうして起こるのでしょうか。

 

その原因は、医学的には
はっきりとは分かっていません。

 

しかし、肝硬変やガンなどのほかの病気や、
ストレスや疲れなどで一時的に
高値が出る場合があります。

 

また、抗核抗体の数値は極端に
変わるものではないとされていますが、
中には急激に変わっている人もいます。

 

このように、血液検査で抗核抗体の数値が
40倍だった場合は、陽性とされるのです。

 

しかし、人によっては80倍でも健康な人もいます。

 

この40倍という数字は、
膠原病を診断する決め手にはならないのです。

 

他の症状を伴っている場合は、
そちらを合わせて診断されます。

 

もし抗核抗体の数値が40で陽性で、
他にレイノー現象があったり

 

疲れやすい症状が出ていたりするなら、
膠原病の可能性は高くなってくるのです。

 

膠原病の初期症状がみられるのであれば、
血液検査の結果を聞くときに
必ず伝えるようにしてくださいね!

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