膠原病で血液検査の数値とは?

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ここでは、「膠原病で血液検査の数値」についてお話します。

 

実際、膠原病の初期症状として
風邪に似た症状がでることがあります。

 

もしかしたら…と病院を受診する方も
いるのではないでしょうか。

 

検査結果が出るまで、
ドキドキしてしまいますよね。

 

膠原病の診断をうけるにあたり、
血液検査の数値がどのくらいであれば
診断されるのか知っておきたいはず。

 

そこで今回は、膠原病とは血液検査で
どのような数値の場合に診断されるかを紹介します。

 

血液検査で調べること

 

膠原病は、自己免疫疾患という特徴があります。
そのため、最初に血液検査を行うのです。

 

検査では、

 

・赤血球の数
・白血球の数
・血小板の数

 

・CRPの数…炎症反応の強さを示すC反応性淡白のこと
・自己抗体の有無

 

などを調べます。

 

膠原病の数値

 

血液検査の数値で膠原病をある程度は特定できます。

 

・赤血球の数

 

赤血球は血液の主成分です。

 

体内で長期的に炎症があると、
炎症を抑えるために闘います。

 

そのため、赤血球が不足してしまうのです。

 

膠原病の症状の一つに、
赤血球が低下して起こる貧血があげられます。

 

赤血球の数が基準よりも低かったら、
膠原病の可能性があります。

 

・白血球の数

 

白血球は免疫機能の主成分です。

 

体内に入ってくる細菌やウイルスと闘います。

 

そのたま、体内に炎症があると
白血球の数値は高くなります。

 

基準値よりも白血球の数値が少ない場合は、
体内の免疫機能に問題がある可能性があります。

 

膠原病の一つである、全身性エスデマトーデスや
関節リウマチなどの病気が疑われます。

 

・血小板の数

 

出血を止める働きをする成分が血小板です。

 

体内に何か病気があることで、
その数値は影響をうけます。

 

膠原病の一つ、全身性エステマトリデースを
発症した場合、その数値は少なくなります。

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・CPRの値

 

C反応性淡白とも呼ばれるCPRは、
炎症がある時にあらわれる物質です。

 

脱水症状や細菌・ウイルス感染すると現われます。

 

膠原病を患っている場合は、
CPRの数値は高くなります。

 

しかし例外として、膠原病の一つである
全身エステマトーリデスの場合には、
数値に大きな上昇は見られません。

 

・自己抗体の有無

 

本来体の外からやってくる
敵を攻撃するのが、免疫機能です。

 

しかし自己免疫機能疾患である膠原病の場合、
この免疫機能が自分の細胞や組織を
攻撃するようになってしまうのです。

 

自分の体を攻撃する抗体を自己抗体と呼び、
自己免疫機能疾患がなければ存在しない物質なのです。

 

自己免疫の有無や種類が、
膠原病の診断材料となります。

 

そのほかの検査

 

膠原病は、血液検査だけで診断はできない病気です。

 

さまざまな検査を行い、
それらを総合して診断が下されるのです。

 

その他の検査とは、

 

・尿検査
・抗核抗体検査
・リウマトイド因子検査

 

・X線検査(レントゲン)
・超音波検査
・生検

 

などがあります。

 

過去に膠原病であった人たちの数値から
出された基準値がありますが、
病気というものは人それぞれ症状が異なる物です。

 

基準に満たなくても、ほぼ間違いなく
膠原病であると言えることもあります。

 

その場合は、

 

「膠原病の疑い」

 

という診断が出ることになります。

 

ただし、検査値が基準値に達していない、
症状が軽い場合は、症状は酷似しているが
全く違う病気という可能性も考えられます。

 

そのため、膠原病の診断はとても難しいのです。

 

このように、血液検査をはじめ
様々な検査によって膠原病は診断されます。

 

中でも血液検査は主要な検査です。
膠原病は人それぞれです。

 

これらの数値は参考程度に、
頭の片隅においておくと良いでしょう。

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