膠原病の末期とは?

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ここでは、「膠原病の末期」
についてお話します。

 

膠原病は、
難病とされている疾患の総称です。

 

関節リウマチや全身性エリテマトーデス、
強皮症など、膠原病とされる
疾患は様々にあります。

 

原因不明の疾患なので、
治療法も確立されていない
ものばかりです。

 

そんな膠原病の末期になると、
どのような症状が出るのでしょうか?

 

そこで今回は、膠原病の
末期について紹介します。

 

膠原病の末期

 

膠原病の末期というのが
正しいのか分かりませんが、

 

膠原病では感染症で
亡くなるケースは多くあります。

 

膠原病が進行し、それがきっかけで
肺炎や敗血症などに
感染してしまうのです。

 

膠原病は、免疫機能に
障害をもたらします。

 

そのため、治療中には感染病に
感染しやすくなる特徴があるのです。

 

中でも、間質性肺炎や肺線維症
になると予後が悪くなることがあります。

 

間質性肺炎

 

間質性肺炎とは、肺胞を支える
役割を担っている部分

 

(肺胞壁や肺胞を取り囲んで支えている組織)
を中心に炎症を起こす肺炎の総称です。

 

炎症が進むと肺胞壁が厚くなっていって、
肺胞の形が不規則になり
肺全体が固くなっていきます。

 

それにより肺のふくらみが悪くなって、
肺活量が落ちて酸素を取り入れる
効率も悪くなります。

 

そうなると、息苦しくなったり
咳が出たりします。

 

進行すると肺がさらに縮み、
肺全体の機能が落ちて血液中の

 

酸素が不足し、
日常生活に支障をきたします。

 

この状態を呼吸不全と言いますが、
種類によっては呼吸不全までいかず
日常生活を送るのが可能な場合もあります。

 

症状としては、

 

・息切れ
・痰を伴わない乾いた咳

 

などが代表的です。

 

原因としては、

 

1:関節リウマチや皮膚筋炎などの膠原病。

 

2:ほこりやカビ、ペットの毛、
  羽毛などを仕事や生活の中で
  慢性的に吸っている。

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3:病院で処方される薬
  (抗がん剤、抗生剤、不整脈の治療薬)
  や健康食品によるもの。

 

4:特殊な感染症。

 

などがあります。

 

治療法としては、原因が

 

・感染症の場合
…抗生剤や抗ウイルス剤を使用します。

 

・環境に問題がある場合
…それを取り除き身体がさらされないようにする。

 

・膠原病などの場合
…その状態により治療が変わってくる。

 

・炎症を伴う場合は、
ステロイドや免疫抑制剤による抗炎症治療。

 

・炎症はなく繊維化が主な場合は、
 有効な薬の治療はありません。

 

・酸素吸入が必要な場合は、
 在宅酸素療法があります。

 

肺線維症

 

原因を特定できない間質性肺炎を、

 

「突発性間質性肺炎」

 

といいます。

 

7つ(もしくは6つ)に分類されています。
その中でも比較的に多いのが、

 

・突発性肺線維症
・非特異性間質肺炎
・突発性器質化肺炎

 

突発性肺線維症では、
中等症まで徐々に悪化してきている場合は、

 

新しい薬が進行を抑える
可能性があります。

 

中等症まで悪化傾向が無い場合は、
そのまま症状に変化がなく

 

悪化しないこともあるので、
経過観察をしていきます。

 

すでに重症の場合には、
残念ながら現在有効な治療法はありません。

 

酸素吸入やリハビリが
治療の中心となるのです。

 

末期になり呼吸状態が悪くなると、
呼吸での苦しさを緩和したり

 

取り除く目的で「モルヒネ」を
使用することもあります。

 

これは、あくまでも末期の呼吸の
苦しさを緩和する目的で
使用するものです。

 

低酸素状態を改善するもの
ではないので、患者の体力などを
考えての使用となります。

 

このように、膠原病の末期という
表現が正しいかは分かりませんが、
このような疾患に発展する事があるのです。

 

膠原病は早期発見、
早期治療が重要になります。

 

何かおかしいと感じたら、
早めに病院に行くようにしてくださいね!

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