膠原病が重症の時とは?

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ここでは、「膠原病が重症の時」
についてお話します。

 

膠原病とは、全身の血管や皮膚、
筋肉、関節などに炎症が
みられる病気の総称です。

 

原因は不明で、発熱や湿疹、
関節の痛みなどが
共通してみられる疾患です。

 

女性に多くみられ、
比較的若い女性の原因不明の
発熱などで発見されることの多いです。

 

この膠原病の初期症状としては、
風邪に似た症状が
現われることがあります。

 

では、重症になってしまった
場合はどのような症状が
出るのでしょうか?

 

そこで今回は、重症の
膠原病について紹介します。

 

膠原病の特徴的な身体の変化

 

膠原病の特徴的な症状としては、まず

 

・原因不明の発熱
・原因不明の湿疹
・原因不明の関節の痛み

 

が見られます。

 

これらの症状が見られたときには、
膠原病の徴候があるかどうかを診察します。

 

・脱毛
・口内炎

 

・レイノー現象
・眼や口の中の乾き

 

・握力の低下
・手指のしびれ

 

・爪の変形

 

などの症状がないかを観察します。

 

関節の痛みや腫れについては、
腫れている関節の場所によって
リウマチかそうでないか診断が異なります。

 

湿疹については、ほとんどの膠原病で見られ、
それぞれの膠原病に特徴的な
名前のついたものもあります。

 

膠原病の治療と悪化

 

膠原病は、残念ながら今のところ
完全に治療してしまうことは
出来ない病気です。

 

しかし、少量のステロイド薬を
服用しながら、安定した状態で
生活することは可能です。

 

定期的に診察に来て服薬をきちんと行えば、
仕事や家事も難なくこなせることが
多いのです。

 

その反面、診察や服薬を怠ってしまうと、
高熱を出して救急車で運び込まれる
ケースも多くあります。

 

特にステロイド薬は、少量でも
きちんと服用していれば効果がありますが、

 

自己判断で中止してしまうと
その反動で病気が数倍悪く
なることがあるのです。

 

ステロイド薬の副作用が気になっても、
必ず医師の指示に従って
減量していくことが大切なのです。

 

一方で、きちんと薬を服用し
安定した状態を保てていたとしても、

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ちょっとしたきっかけで突然
病気が悪化することもあります。

 

その原因としては、

 

・疲労が重なる
・風邪を引いてしまった後
・日焼けをした後

 

などが挙げられます。

 

このような原因で、発熱や湿疹が
出現してしまうケースもあるのです。

 

季節が冬になり寒くなると
悪化する膠原病もあります。

 

そのため、悪化しないように、
対策をとることが大切となってきます。

 

具体的には、

 

・帽子や日傘などで直射日光を避ける
・手洗いうがいをして、感染症予防に努める

 

などです。

 

これらの対策をしていても、
運悪く病状が悪化してしまった場合には、
速やかに薬の倍増が必要となります。

 

すぐに、主治医を
受診するようにしましょうね。

 

膠原病の重症化

 

膠原病が重症化してしまうと、

 

膠原病 末期

 

でもお話したように、

 

・間質性肺炎
・肺線維症

 

をはじめ、肺、心臓、腎臓などに
合併症が出現する可能性があります。

 

このように重症化してしまった場合、
入院によりステロイドパルス療法が
必要なケースもあります。

 

これは、点滴によるステロイド大量療法です。

 

専門医によるきちんとした
治療を受けていれば、このようなケースに

 

なってしまったとしても元の
状態に回復する事がほとんどです。

 

もし状態が悪化してしまった場合には、
速やかに専門医を受診し治療を
行うことが大切なのです。

 

このように、膠原病は薬の服用を
きちんと行っていれば、通常の
生活を送れるものが多くあります。

 

しかし、どんなに状態が
安定していても油断は禁物です。

 

ちょっとしたきっかけで、
病状が悪化してしまうこともあるのです。

 

その場合には、速やかに適切な
治療を受けるようにしましょう。

 

完治の難しい膠原病ですが、
上手に付き合っていくことが大切なのですよ。

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