膠原病で足の痛みがある時とは?

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ここでは、「膠原病で足の痛みがある時」
についてお話します。

 

膠原病とは、本来自分を守るはずの
免疫システムに異常を
きたしてしまう病気の総称です。

 

難病とされていて、
完治するのは難しいと
言われています。

 

代表的な症状には、
関節や筋肉の痛みやこわばり、

 

原因不明の高熱が
続くなどが挙げられます。

 

もし、原因不明の足の痛みを
感じる場合、

 

「もしかしたら膠原病かもしれない?」

 

と不安に感じるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、膠原病の
足の痛みについて紹介します。

 

膠原病とは

 

膠原病とは、

 

・リウマチ性疾患

 

…関節や筋肉に痛みや
こわばりをきたす疾患

 

・自己免疫疾患

 

…免疫に異常がみられる疾患

 

・結合組織疾患

 

…細胞間の結合組織に
異常をきたす疾患

 

の三つの病気が重なり合った疾患です。

 

膠原病の多くは、割合から見て
若い女性がかかりやすいです。

 

膠原病の特徴としては、

 

・関節や筋肉に痛みや強ばりをきたす

 

・細胞の結合組織に炎症
による病気が発症する

 

・免疫異常がみられる

 

・はっきりとした遺伝性がない

 

・伝染病ではない

 

・悪性腫瘍の病気ではない

 

・抗生物質が効かない

 

・副腎皮質ホルモン
(ステロイド剤)は効果がある

 

という点が挙げられます。

 

足の痛みが出る膠原病

 

症状として、足の痛みが
出るものとしては、

 

・皮膚筋炎、多発性筋炎

 

全身の、手足などの自分の意思で
動かす事のできる筋肉という筋肉に、
炎症をもたらす病気です。

 

特に、肩や腰の周囲の
筋肉に炎症が起こります。

 

筋肉の障害としては、

 

・力が入りにくい、
頭を持ち上げての起床ができない

 

・物を持ち上げるのがつらい

 

・しゃがんだ状態から立ち上がりにくい、
階段の上り下りや歩行が難しい

 

などです。

 

その他の症状として紅斑が
現われることがあり、

 

・眼瞼、手指、肘、膝などの
関節の外側に紅斑が出る

 

…皮膚筋炎

 

・紅斑が出ない

 

…多発性筋炎

 

とされています。

 

子供と40歳以上の人がかかりやすく、
40歳以上の人で皮膚筋炎の場合には

 

悪性腫瘍を合併することが
多いので検査が必要となります。

 

・慢性関節リウマチ

 

大きな関節を対照的に犯し、
関節の痛みは安静時もあるが、

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朝方に強く天候の影響を
受けやすいのが特徴的です。

 

患者の多くが症状の進行によって、
骨などが侵食され、
関節は著しく変形してゆがみます。

 

症状としては、

 

1. 発疹

 

…無痛性のクルミ大、小豆大の発疹が、肘、
手首、指、足背、脊柱に不定期に現れます。

 

2. 発熱、関節痛、関節炎、変形強直

 

…多発性関節炎やCapalan症候群、
手根管症候群

 

3. リンパ節肥大

 

4. 脾腫

 

が現れます。

 

原発性は20〜60歳代の女性に多く、
好発年齢としては20〜40歳代の
女性に多いです。

 

線維筋痛症

 

全身の広い範囲にわたって
痛みを感じる病気です。

 

関節や周囲の骨、筋肉が痛むので

 

「リウマチ性疾患」

 

とされています。

 

しかし、関節リウマチのような
関節の腫れや変形はなく、

 

一般の検査では異常が
見つけられないのが特徴です。

 

まだ認知度が低い病気で、
なかなか診断がつけられなかったり、

 

ヒステリーや気のせいで
片付けられてしまったりする事も
多いのが現状です。

 

現時点では原因は不明で、
治療法も確立されていません。

 

発症するのは中高年の女性が
多いとされていますが、
若い世代の発症や小児の発症の例もあります。

 

欧米のリウマチ科かでは
よくある病気として
考えられています。

 

症状としては、

 

・首〜肩、背中、腰、
臀部などの体幹部の痛み

 

・太ももや膝、下肢などの
痛みやしびれ、こわばり

 

・眼の奥や口腔の痛み

 

・頭痛

 

など様々な症状があります。

 

痛みの箇所や強さは人により異なり、
痛む箇所は移動することもあります。

 

線維筋痛症は、

 

・関節リウマチ
・シェーグレン症候群

 

・全身性エリテマトーデス
・強皮症

 

などの膠原病や、脊椎関節炎などの
病気に続いて発病することもあります。

 

他の病気に併発する場合、
二次性線維筋痛症と呼ばれます。

 

このように、膠原病自体で
足の痛みを感じることもあれば、

 

線維筋痛症を併発している
可能性もあるのです。

 

もし原因不明の足が痛い症状が
続くのであれば、一度医師に
診察してもらいましょうね!

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