膠原病で動悸の症状がある時とは?

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ここでは、「膠原病で動悸の症状がある時」
についてお話します。

 

膠原病は、いくつもの病気の総称です。

 

これらの病気の症状は、
どれも似ているので検査をしないと
病名の判断がつかないものが多いです。

 

原因は1つで、そこから色々な
病気が出ているという説もあるほどです。

 

初期症状は、最初に身体のどこで
発病するかによって変わるので、
同じ症状が必ず出るとは限りません。

 

一方で、多くの場合に
共通する症状もあります。

 

原因不明の動悸がした時、

 

「もしかしたら膠原病かも?」

 

と不安に感じることも
あるのではないでしょうか?

 

そこで今回は、膠原病と
動悸について紹介します。

 

膠原病の特徴

 

膠原病は、

 

・リウマチ性疾患
・自己免疫疾患
・結合組織疾患

 

の3つの病気が重なり合った疾患です。

 

膠原病の多くは、
若い女性に多いです。

 

膠原病の症状としての特徴は、

 

・関節や筋肉に痛みやこわばりを来たす

 

・細胞の結合組織の炎症による
病気が発症する

 

・免疫の異常がみられる

 

・はっきりとした遺伝性が無い

 

・伝染病ではない

 

・悪性腫瘍の病気ではない

 

・抗生物質が効かない

 

・副腎皮質ホルモン
(ステロイド薬)は効果がある

 

などが挙げられます。

 

動悸の症状がある膠原病
1.大動脈炎症候群

 

動悸の症状が出る膠原病の1つに、

 

「大動脈炎症候群(高安病)」

 

があります。

 

この疾患は、大動脈に炎症が起こり、
内腔が狭くなったり
拡張したりする病気です。

 

症状としては、

 

・頭部虚血症状
…めまい、頭痛、失神発作、片麻痺など

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・上肢虚血症状
…脈拍欠損、上肢易疲労感、
指の痺れ感、冷感、上肢痛

 

・心症状
…息切れ、動悸、胸部圧迫感、
狭心症、不整脈

 

・呼吸症状
…呼吸困難、血痰

 

・高血圧

 

・眼症状
…一過性または持続性の視力障害

 

・下肢症状
…脱力、下肢易疲労感など

 

・疼痛
…頭部痛、背部痛、腰痛

 

・全身症状
…発熱、全身倦怠感、易疲労感、
リンパ節腫張(頸部)

 

・皮膚症状
…結節性紅斑

 

などがあります。

 

手首への動脈が侵された場合には、
手の脈が無くなるため
「脈なし病」とも言われています。

 

20〜30歳代の
女性に多くみられる疾患です。

 

動悸の他に上記のような症状がある場合は、
疑われますのですぐに病院を受診しましょう。

 

動悸の症状がある膠原病
2.リウマチ熱

 

A群ベータ溶血性連鎖球菌の
感染が原因の疾患で、小児に多いです。

 

症状としては、

 

・肘、膝、足、股関節などの
 大きな関節の痛み
・痛む関節が移動する

 

・高熱が出る
・脈が速くなる

 

・動悸がする
・息苦しくなる

 

・輪状の紅斑が出る(痛みや痒みは無い)
・皮下に小さなシコリが出る

 

などがあります。

 

このように、症状に動悸のある
膠原病は様々にあるのです。

 

中には小児に多いものもあります。

 

おかしいと感じたり、
上記のような症状が見られたりする

 

場合には、病院で
診てもらうようにしましょうね!

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