膠原病の疑いの症状とは?

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ここでは、「膠原病の疑いの症状」
についてお話します。

 

膠原病は原因がいまだ不明のため、
完治が難しいのが現状です。

 

寛解と呼ばれる、薬の服用や
通院を続けながらも良い状態を持続させ、

 

日常生活を普通に送ることが
出来ることが治療の目的となります。

 

この寛解には、早期の発見と診断確定により、
早い段階で適切な治療を
開始することが必要となります。

 

膠原病の初期症状は自己判断が難しく、
放置してしまうことが多いため、
重症化してしまう場合もあります。

 

膠原病の早期発見につながる、
膠原病の初期症状についてご紹介します。

 

膠原病の初期症状

 

膠原病の初期症状は、風邪などの
感染症と間違われやすく、

 

症状が長引いても、体調が悪いだけ、
ストレスや疲労がたまっている、

 

と思われて放置されてしまうことがあります。

 

膠原病の初期症状として
以下のようなものがあげられます。

 

・関節が腫れる、こわばって動かしにくい、
 痛みがある

 

・だるさ、倦怠感が続く

 

・微熱程度だが発熱が続く

 

・急激な体重の減少

 

・筋力が低下して物が持ちにくい、筋肉痛がある

 

・皮膚、特に顔を中心に紅斑や紫斑が出る

 

・レイノー現象
 (寒い時に指先に血が通わず真っ白になる)

 

・リンパ腫の腫れ

 

膠原病自体がいくつかの疾患の総称なので、
それぞれで初期症状も異なりますが、

 

このような症状が重なっている、
ただの風邪などであれば1週間ほどで

 

快方に向かうはずが症状が変わらない、
症状が悪化していく、

 

といったような場合には、
膠原病の疑いがあります。

 

また、膠原病はただの風邪と
思っていたのに症状が急激に悪化することで
膠原病と判明することもあります。

 

その代表的な例が
膠原病 肺 症状
でご紹介した膠原病肺です。

 

他にも膠原病の中でも疾患によっては、
特徴的な初期症状があらわれる場合もあります。

 

どのような症状がどういった
膠原病の疑いとなるのか、
ご紹介します。

 

発熱

 

1週間以上、または1か月以上
という長い期間37度台の微熱が続く
症状は多くの膠原病で起こる初期症状です。

 

この微熱は毎日のようにあるけれど、
平熱の時間帯もあるという特徴があります。

 

一方で、

 

「スパイク熱」

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といわれる高熱の発熱があり、
急激に熱が上がったり下がったりする
発熱が特徴的な膠原病もあります。

 

それがスチル病と呼ばれる
全身性の炎症疾患で、
膠原病の一つとされています。

 

急な大量の脱毛

 

脱毛症の症状が多くみられる膠原病は
全身性エリテマトーデス(SLE)です。

 

「ディスコイド疹」

 

とよばれる
発疹が頭部にできると、

 

その部分がごそっと脱毛し、
なかなか治らないこともあります。

 

前頭部から頭頂部にかけて
脱毛することが多く、
脱毛の多少には個人差があります。

 

脱毛が少ない場合には、
枕にいつもより多めに抜け毛がある、

 

と認識する程度ですが、
多い場合には地肌が赤く見えるほど、
頭髪が薄くなってしまうこともあります。

 

口内炎

 

全身性エリテマトーデス(SLE)では、
初期症状として口内炎が
みられることがあります。

 

潰瘍を伴った口内炎ですが、
あまり痛みを感じない
という特徴があります。

 

口内炎の発生場所は
上あごの部分が最も多く、

 

ほほの内側、歯肉にも
あらわれることがあります。

 

また、ベーチェット病でも
口内炎が初期症状として
発症することが多くなっています。

 

ベーチェット病発症者のほとんどに、
潰瘍を伴う口内炎の症状がみられます。

 

しかし、全身性エリテマトーデス(SLE)
の場合とは異なり、

 

ベーチェット病での口内炎は、
痛みを伴う口内炎というのが特徴です。

 

膠原病の初期症状は発熱やだるさなど、
一般的な風邪の症状に似ています。

 

発熱も微熱程度の場合が多く、
日常生活にあまり支障がないため、

 

初めのうちは気にも留めない
程度の症状のこともあります。

 

しかし、膠原病が進行すると、
関節や臓器が破壊され、
障害が出てきます。

 

一度進んでしまった破壊による
障害は元通りに戻すことは困難です。

 

ですから、
膠原病は早期の発見と治療が重要です。

 

風邪であれば治るだろう期間を
過ぎても症状の改善がみられない場合、

 

自己判断で薬を服用し続けるのではなく、
医療機関を受診しましょう。

 

気になる症状を医師に相談し、
血液検査などの検査を受けることで、
膠原病は早期発見でき、

 

適切な治療を受け、
良い状態で日常生活を送ることもできるのです。

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