膠原病の症状で顔とは?

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ここでは、「膠原病の症状で顔」についてお話します。

 

膠原病は、全身性の炎症性疾患です。

 

そのため、全身の様々な部分に
様々な症状が出てきます。

 

もちろん、顔にも症状が出てくることがあります。

 

顔は隠すことが出来ない部分です。

 

特に女性は、
気になるところではないでしょうか。

 

そこで今回は、
膠原病の顔の症状について紹介します。

 

・蝶形紅斑(バタフライ・フィッシュ)

 

全身性エリテマトーデスの特徴である紅斑です。

 

両頬から鼻をまたぐ形ででき、
長が羽を広げているようだ
ということからその名がつきました。

 

この発疹をみれば、他の検査をしなくとも
診断がつくと言われるほど特異的なものです。

 

しかし現在では、早期に発見されることが増えたため、
典型的な蝶形紅斑が見られることは少なくなっています。

 

・ディスコイド疹

 

全身エリテマトーデスの場合に
見られる特徴的な発疹です。

 

中央の色素が抜けた、丸いレコード盤のような発疹で、
顔でだけでなく首などにも現われます。

 

これらの発疹がでる全身性エリテマトーデス
という疾患は、月経のある年代の女性に多くみられます。

 

原因ははっきりしていませんが、
この疾患の人は日光過敏症の人が多いです。

 

強い紫外線に当たると、赤い発疹や水ぶくれができたり、
時には発熱したりすることもあり、
これらが病気の初期症状である場合もあるのです。

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治療には、ステロイド剤と
免疫抑制剤が用いられて、5年の生存率は90%。

 

しかし、腎臓などの内臓に重篤な
障害を起こした場合は、予後が
悪くなることもある疾患です。

 

・ヘリオトロープ疹

 

皮膚筋炎の特徴的な発疹です。

 

上眼瞼にできる紫色の紅斑ですが、
日本人は紫色というよりも褐色に近い色になります。

 

顔だけでなく頭部や首などにも現われます。

 

皮膚科の受診で発見され、
この病気が分かることが多くあります。

 

皮膚筋炎という疾患は、
多発性菌炎とあわせて
1つの疾患として扱われるものです。

 

筋肉に力が入りにくくなったり、
疲れやすくなったりするという症状が出ます。

 

女性に多い疾患で、
男女比は1:3となっています。

 

治療にはステロイド剤と免疫抑制剤が用いられます。

 

軽度の人や治療が早かった人ほど良好で、
5年生存率は90%を超えて
日常生活に復帰できるレベルまで回復が可能です。

 

しかし、合併症として悪性腫瘍や
間質性肺炎を起こすことがあり、
この場合は予後が非常に悪くなる疾患です。

 

このように、膠原病の症状が
顔に現われる場合もあるのです。

 

どんな疾患であっても、
早期発見・早期治療が大切です。

 

自分の顔に異変を感じたら、
すぐに病院を受診するようにしましょうね!

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