膠原病で不眠の時とは?

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ここでは、「膠原病で不眠の時」
についてお話します。

 

膠原病とは、身体の免疫に
障害を起こす様々な病気の総称です。

 

どれも原因不明のもので、
難病とされています。

 

そんな膠原病の症状として
代表的なものは、関節の痛みや
腫れなどがあります。

 

また、原因不明の熱が1ヶ月以上続いて、
調べてみると膠原病だった
ということもあります。

 

では、膠原病で不眠の
症状が出る場合はあるのでしょうか?

 

そこで今回は、膠原病と
不眠について紹介します。

 

不眠の症状

 

日本人の5人に1人は、
睡眠に何らかの問題を
抱えていると言われています。

 

中でも不眠の症状は多くの人が
経験したことのあるものです。

 

不眠の症状には、

 

1:入眠障害

 

…寝付くまでに30分以上かかる。

 

2:中途覚醒

 

…夜中に何度も目が覚め、
再び寝付くのが難しい。

 

3:早朝覚醒

 

…朝早く目覚めてしまい、
また寝ようとしても眠れない。

 

4:塾眠障害

 

…眠りが浅く、睡眠時間のわりに
ぐっすり眠れた感じがしない。

 

と大きくわけて4つあります。

 

不眠の原因としては、

 

・悩み事
・環境の変化

 

などが原因で不眠を
起こすことは、誰にでもあります。

 

これは日中の活動に問題がなければ、
不眠症ではないので安心して良いでしょう。

 

しかし、上記の症状が
1ヶ月以上続いている場合や、

 

日常生活に支障がある場合は、
速やかに医師の診察を受ける必要があります。

 

というのは、長期不眠の背後には

 

・糖尿病
・心不全
・膠原病

 

といった病気やうつ病、
強迫性障害などの精神的な
病気が潜んでいる可能性があるからです。

 

膠原病「全身性エリテマトーデス」

 

全身性エリテマトーデスとは、
膠原病の代表的な病気の一つです。

 

エリテマトーデスとは紅斑の意味で、
皮膚だけのものから内臓に
病変があるものまであります。

 

名前の通り、全身の様々な
臓器に炎症が起こる病気で、

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症状が起きる臓器によって
様々な症状が現われます。

 

10代から30歳位までの女性に多く、
原因としては

 

・紫外線
・ウイルス感染

 

・ケガ
・外科手術

 

・妊娠、出産
・薬剤

 

などが原因で免疫異常が起こり、
症状が出ると考えられています。

 

症状として、不眠が出る事があります。

 

しかし、様々な臓器に症状が出る
病気なので、必ずしも不眠の
症状が出るとは限りません。

 

全身性エリテマトーデスの症状

 

症状としては、

 

・疲れやすい
・体重減少

 

・高熱
・関節の痛みやこわばり

 

・顔や手指に紅斑が出る
・頭皮が抜けやすくなる

 

・口内炎が出来やすい
・出血斑が出来やすい

 

・冷気に当たったり緊張したりすると
 手足の指が白くなったり紫色になったりする

 

・浮腫みなどの腎臓障害が出る
・息切れなどの呼吸障害や循環器障害が起こる

 

・痺れや麻痺、視力障害、片頭痛が起こる
・意識を失う、不安が出る

 

・吐き気、便秘、下痢などの胃腸障害が出る
・発熱と解熱を繰り返す

 

など様々な症状が挙げられます。

 

これは、病変が現れている臓器や
部位に応じて症状が出るためです。

 

ただし、これらの症状が全て
出るとは限らないので注意が必要です。

 

中でも出現頻度の高い症状としては、

 

・疲れやすい…75%
・体重減少…67%
・高熱…80%

 

となっています。

 

このように、膠原病の場合も
不眠の症状がみられることがあるのです。

 

不眠が1ヶ月以上続いていたり、
日常生活に支障をきたして

 

しまったりする場合には、
速やかに診察を受けるようにしましょう。

 

また、不眠以外にも
上記のような症状がある場合には、
全身性エリテマトーデスの疑いがあります。

 

早期発見、早期治療が重要な病気です。

 

放置しないで、きちんと検査を
受けるようにしてくださいね!

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