膠原病で口内炎が痛い時とは?

スポンサーリンク

ここでは、「膠原病で口内炎が痛い時」
についてお話します。

 

膠原病とは、全身性の
自己免疫疾患の総称です。

 

膠原病の症状は多岐に渡り、
全身に現われます。

 

特に初期症状では、発熱や
リンパ節の腫れ、口内炎などが
現れることもあります。

 

しかし特に口内炎は、
口内炎ができて痛いと感じても、

 

まさか膠原病の症状だとは
気づかないのではないでしょうか?

 

そこで今回は、膠原病の
痛い口内炎について紹介します。

 

全身エリテマトーデスと口内炎

 

口内炎ができる膠原病としては、

 

・全身性エリテマトーデス
・ベーチェット病

 

が挙げられます。

 

全身性エリテマトーデスの場合は、
全身症状以外に腫瘍を伴った
口内炎が所期の段階でしばしばみられます。

 

特徴としては、

 

・痛みをほとんど感じない

 

・食べ物を飲み込む時に違和感や
 痛みで気づくことが多い

 

などが挙げられます。

 

発生場所は、硬口蓋
(前歯の後方部の上あご部分)
が最も多いです。

 

頬の内側や歯肉にも
良くみることがあります。

 

口内炎は、他の症状に先立って
現われることが多く、

 

全身性エリテマトーデスの
診断のヒントとなります。

 

ベーチェット病と口内炎

 

ベーチェット病の場合も、
初期症状としてほとんどの人に、
腫瘍を伴った口内炎がみとめられます。

 

ベーチェット病の口内炎の特徴としては、

 

・痛みがある

 

・悪化と回復を繰り返す

 

などが挙げられます。

 

全身性エリテマトーデスの
口内炎との一番の違いは、
痛みがあるということです。

 

ベーチェット病について

 

ベーチェット病は、極東から
知立海までという場所が

スポンサーリンク

ある程度限定された範囲内で
よく報告される病気です。

 

アメリカや西ヨーロッパで
報告されることは稀です。

 

日本では北側に患者が多いとされており、
発病者の男女比は
1:1くらいとされています。

 

発病が多い年齢は、
20〜40歳となっています。

 

原因は不明ですが、
病気の発症場所がある程度
決まっていることから、

 

環境的要因があるのではないか
と推測されています。

 

また、遺伝的要因として患者の
5〜6割に共通している遺伝要素があり、

 

これも可能性の1つでは
ないかと考えられています。

 

症状としては、初期の段階で

 

・口内炎
・結節性紅斑

 

・血栓性静脈炎
・視力異常

 

・外陰部に有通性の腫瘍

 

がみられ、疾患後期には

 

・単一箇所の関節痛
・副睾丸炎(男性のみ)

 

・腹痛、下痢、下血
・血栓(動脈、静脈どちらにも起こりうる)

 

・脳や髄膜の炎症や精神的な症状
(男性に多い)

 

などがみられます。

 

このように、痛みのある口内炎は、
膠原病の中でも

 

「ベーチェット病」

 

が疑われるのです。

 

もし口内炎以外の初期段階での
その他の症状が当てはまる場合には、
速やかに病院で検査を受けてください。

 

そして、口内炎をはじめ、
これらの症状は自然と
良くなることはありません。

 

きちんと治療をするようにしましょうね!

スポンサーリンク