膠原病であざの症状の時とは?

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ここでは、「膠原病であざの症状の時」
についてお話します。

 

膠原病とは、全身性エリテマトーデスや
強皮症などという様々な病気の総称です、

 

どれも難病とされていて、
診断も治療も難しい病気です。

 

この膠原病の初期症状として、
時に皮膚の症状が出ることがあります。

 

原因不明のあざを見つけた時に、

 

「もしかしたら…」

 

と不安に感じるかもしれません。

 

そこで今回は、膠原病と
あざについて紹介します。

 

膠原病の初期症状

 

膠原病の初期症状として多く見られるのが、

 

・発熱
・関節痛
・倦怠感

 

などの、風邪と似た症状です。

 

その他にも、皮膚の症状が
出る事も多くあります。

 

代表的なものとしては、

 

・蝶形紅斑
・ヘリオトローブ疹とゴットロン徴候
・レイノー現象

 

・爪上皮内の出血点
・サーモンパッチ
・シェーグレン症候群に伴う環状紅斑

 

などです。

 

全身性エリテマトーデスの症状

 

あざの症状がみられる膠原病としては、
全身性エリテマトーデスが挙げられます。

 

この病気の症状の最大の特徴は、皮疹です。

 

代表的な皮疹としては、

 

・顔面紅斑(蝶形紅斑)

 

…典型的なものは、鼻から両頬に
かけて左右対称の紅斑がみられます。

 

自覚症状は無く、初期には比較的
小さい範囲にしかできず、
左右対称でもありません。

 

特徴としては、鼻の根元で紅斑が
つながるので、診断に役立つ症状です。

 

しかし最近では、血液検査などによって
比較的早く診断がつく事が増えたので、

 

典型的な蝶型紅斑を
みることは少なくなってきました。 

 

・レイノー現象

 

…寒さなどによって、手足の指が
突然白くなったり紫色になったりし、
しびれや冷感を伴う症状です。

 

・凍瘡性皮疹

 

…しもやけのような皮疹ができますが、
かゆいなどの自覚症状が無いのが特徴です。

 

・脱毛

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…頭皮の血管に炎症が起こることで、
前頭部から頭頂部にかけて
脱毛が起こることがあります。

 

・円板状疹
・リベドー疹(網状皮斑)

 

・光線過敏症
・紫斑(紫色のあざ)

 

・滲出性紅斑

 

などが挙げられます。

 

膠原病の治療法

 

治療法としては、薬物療法が中心となります。

 

根本治療は難しく、関節や臓器の
障害を防ぐ目的で行われます。

 

薬を用いて、身体に起きている炎症を
軽減させたり、自己免疫反応を
抑えたりするのです。

 

そのため、関節や臓器に重い
障害を起こさないように、

 

早期か治療を開始することが
重要となるのです。

 

また、薬の服用と同時に日常生活では、

 

・疲労をためない
・十分な睡眠時間を確保する

 

・症状が安定している時は、
なるべく身体を動かす

 

・体操などで筋肉や関節の機能を維持する

 

・身体を冷やさない

 

・手洗いうがいをしっかり行う

 

・身体に傷を作らないように注意する

 

などを注意していきましょう。

 

特に、膠原病の治療中は
感染症にかかりやすくなります。

 

手洗い・うがいで感染症を
予防するだけでなく、

 

身体に傷があるとそこから
細菌が入り込んでしまうことがあるのです。

 

ケガをしないように注意することが、
とても大切となります。

 

このように、全身性エリテマトーデスの場合、
身体に紅斑や紫斑(あざ)の
症状が現われるのです。

 

もし身に覚えのないあざが
出来ている場合には、
早めに病院に行くようにしましょうね。

 

また、その他の症状が併せて
出ていないかも、注意深く観察しましょう。

 

どちらにしても、
早期治療開始が大切となりますよ!

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