膠原病で飲酒してもいいの?

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ここでは、「膠原病で飲酒してもいいのか」
についてお話します。

 

膠原病はまだ発病の
原因が解明されていません。

 

ですから、これが原因だから
摂取を控えなければいけない、
というものがあるのではなく、

 

膠原病の症状を悪化させるものや、
合併症を引き起こすようなものに
関して注意することが大切になります。

 

どのような病気でも、
日常生活を送るうえで気になるのが、
嗜好品の摂取についてです。

 

そこで、喫煙や飲酒について、
膠原病の場合はどのように
考えられているか、ご紹介します。

 

膠原病患者の喫煙について

 

喫煙は健康な人の場合でも、
おすすめできるものではありません。

 

また、周囲の人に対しても受動喫煙
による健康被害を与えることもあります。

 

最近の研究では、喫煙が肺がんや
心筋梗塞の危険因子となる、

 

といわれています。

 

また、喫煙者の方が膠原病の
ひとつである関節リウマチという

 

病気にかかる可能性が
高いといわれています。

 

そしてさらに、関節リウマチを
発症した患者のうち20〜30%程度に、

 

間質性肺炎などの肺の合併症が
出現することが知られています。

 

つまり、膠原病における肺の合併症は
喫煙することでその
危険が高まるということです。

 

喫煙は血行を悪くする行為でもあります。

 

膠原病の症状の中でも、
手の指先が真っ白になってしまう
レイノー現象がある人にとって、

 

血行不良は好ましくありませんので、
喫煙はおすすめできません。

 

膠原病患者の飲酒について

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喫煙と違って、膠原病にかかっていても
お酒を禁止されることが
ほとんどありません。

 

適度な量の飲酒は、
血液の循環を良くしてくれますし、

 

精神的にリラックス効果も
ありますので、節度を
守れば問題ありません。

 

ただし、お酒を飲むと
どうしてもおつまみが欲しくなり、

 

刺激の強い食べ物を食べたくなったり、
カロリー摂取が増えたりします。

 

膠原病の治療でステロイド薬を
服用している場合、副作用により

 

食欲が増えて過食気味に
なっている人も多いので注意が必要です。

 

また、膠原病の合併症で、
腎機能障害や高血圧、
糖尿病や高脂血症などを

 

患っている場合には、
飲酒について主治医との
相談が必要になります。

 

身体への影響の点から考えると、
アルコールの摂取は
肝臓に負担をかけます。

 

膠原病の治療でメトトレキサートを
服用している場合には、

 

肝機能障害を起こす可能性が
ありますので注意しましょう。

 

また、ビールに換算して
1日500ml以上の飲酒は、

 

骨粗しょう症を悪化させる
リスクになるといわれています。

 

膠原病のひとつである
関節リウマチにとって、
骨粗しょう症は大敵です。

 

関節リウマチを患っている場合は、
アルコール摂取量に
気を付けなければなりません。

 

「酒は百薬の長」

 

といわれますが、膠原病にとって、
飲酒は適度な量を守ることが重要です。

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