膠原病とは治るの?

スポンサーリンク

ここでは、「膠原病とは治るのか」についてお話します。

 

難病とされる膠原病。

 

もし膠原病と診断された場合、
この病気は治るものなのか不安に感じますよね。

 

つらい症状が出ている時などは、
一生この痛みが続くのではないかと
不安になるのではないでしょうか。

 

そこで今回は、膠原病とは治る病気なのかを紹介します。

 

普通の生活が過ごせる状態になる

 

膠原病は、まだ解明されていない
病気なので、予防ができません。

 

また、その原因を取り除くことができないので、
病気を治すというレベルまでは
達していないのが現状です。

 

しかし、現代の医学の進歩によって、
膠原病の早期発見・早期治療が可能になってきています。

 

そのため、手遅れになって
治療がうまくいかなくなるということは、
減ってきているのです。

 

治療法も年々進歩していて、
新しい薬も次々と登場しています。

 

特に関節リウマチでは、バイオ技術を駆使した
生物学的製剤という新薬の
開発が目覚しく進展しています。

 

その結果、膠原病でも早期発見・早期治療によって
症状が軽くなり、症状が落ち着いて安定した状態で、

 

普通の生活が支障なく過ごせる状態まで
改善できるようになったのです。

 

また、膠原病の原因である「免疫異常」は、
完全に治すことは難しいのが実情。

 

しかし、薬を飲みながら
安定させることは可能なのです。

 

少量の薬の服用で、
コントロールできるようになってきています。

 

合併症がなく安定していれば長生きできる

 

膠原病を発症した場合、肺・腎臓。全身の
血管系の合併症があるかないかは、
とても大切な点となります。

 

腎臓の合併症は、人によって違ってきます。

 

人工透析が必要になる人もいれば、
必要ない人もいるのです。

 

肺の合併症では、間質性肺炎への注意が必要です。

スポンサーリンク

血管系の合併症では、ステロイドを服用しているので、
血管への影響から血管合併症の危険が高くなります。

 

動脈硬化を起こしやすくなるので、
心筋梗塞や脳梗塞のリスクが高くなるのです。

 

どこまで良くなるかは、これらの合併症の
有無や病気そのものの進行具合なのです。

 

膠原病そのもので亡くなる場合よりも、
感染症を合併して亡くなる場合のほうが
圧倒的に多いので、合併症には注意が必要です。

 

現代には、膠原病の専門医が
合併症について熟知しています。

 

合併症の徴候に十分注意して、
定期的に検査を行ってくれます。

 

専門医の指示通りに、定期的に検査を受けることが、
合併症のリスクを下げ、合併症が出ても
早期の対処ができることになるので、大切なポイントです。

 

基本的には治る

 

膠原病とは、基本的には治るべき病気です。

 

もちろん、努力は必要です。

 

代表的な疾患であるリウマチも、
10%の人が治癒しているというデータがあります。

 

西洋医学では、それを「偶然」や
「奇跡」と捉えていますが、それは違うのです。

 

患者の「努力」と「戦略」、
それに対しての「素直さ」や「積極性」を
持っていることが大切なのです。

 

膠原病と診断されると、多くの場合
自信喪失気味になってしまいます。

 

しかし、どんな強敵にも勝つ方法はあるのです。

 

希望と勇気をもって、積極的に
治療に挑戦していくことが大切なのです。

 

このように、膠原病は、今現在では
完治が難しいとされています。

 

しかし、膠原病の症状を
コントロールすることは可能なので、
社会復帰が可能となっています。

 

また、日々医学は進歩しています。

 

膠原病の治療や予後は、
これから年々向上していくといえるでしょう。

スポンサーリンク