膠原病の入院期間とは?
ここでは、「膠原病の入院期間」についてお話します。
難病とされる膠原病。
様々な疾患の総称であり、
全身に様々な症状が現われて、
原因も治療方もまだ確立されていない病気です。
そんな膠原病を患ってしまった場合、
または可能性がある場合、
入院は必要となるのか気になるところですよね。
また、検査にしろ治療にしろ、
入院の期間が知りたいのではないでしょうか。
そこで今回は、膠原病での入院期間について紹介します。
検査入院
入院期間といっても、
病状などによって人それぞれです。
そのため、どのくらいの
入院期間が必要ということは言えません。
それがどのような疾患の可能性が
あるのかによっても検査内容が変わってくるのです。
早い人で1週間前後、病状が重く
様々な検査を要する場合には
数ヶ月かかることもあります。
膠原病の初期症状は、風邪に似た物が多いです。
「風邪のような症状が続いてもしかしたら…」
と感じたら、「膠原病科」や「リウマチ科」などの
専門外来を受診するようにしましょう。
検査入院中に気をつけること
膠原病は「免疫の働き」の異常で起こるものが多いです。
そのため、免疫低下の状態になっている人が多いのです。
入院するということは、同じ膠原病の
疑いがあるほかの患者さんとも接することになります。
入院の際は、他の患者さんとの
病気感染予防などにも気をつける必要があるのです。
入院治療
膠原病は、原因不明であるために
確実に治せる治療法は無いというのが現状です。
そのため、治療は
「健常者と同等のレベルの生活を送れるようにする」
というのが治療の目標になります。
症状を抑えるのに主に使用される薬が、
ステロイド剤と免疫抑制剤なのです。
膠原病の治療の場合、
これらの薬を内服するのが一般的です。
大抵の場合は、入院治療ではなく
通院治療となるのです。
治療での注意点
しかし、これらの薬を服用するのに
あたっては注意点がいくつかあります。
長期間、大量に服用し続けた場合、
副腎皮質がホルモンを生産しなくなる可能性があります。
もし副腎皮質がホルモンを作らなくなってしまうと、
急にステロイドの使用を中止した時に
ホルモン生産が間に合わなくなってしまいます。
これを避けるために、最初は多めに服用し、
徐々に減らしていくという方法で服用をしていきます。
また、これらの薬は効能でもあるように、
免疫機能を低下させてしまいます。
そのため、感染症を引き起こす可能性が高まるのです。
感染症予防のためにも、
・人ごみを避け、マスクを使用する
・こまめに手洗いうがいをする
・睡眠をしっかりとる
・体温調節をきちんと行う
という点に注意が必要です。
このように、検査での入院期間は人それぞれ、
症状によっても異なるものです。
症状が重いなどで、検査する
内容が多いとそれだけ長期化します。
入院は誰でも短期間が良いはずです。
病気に早期に気づき、早期に
検査できるようにすることが大切なのです。
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