膠原病は身体障害者手帳をもらえるの?

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ここでは、「膠原病は身体障害者手帳をもらえるのか」
についてお話します。

 

膠原病は難病として知られていますが、
障害者手帳の交付対象と
なっていることをご存知でしょうか?

 

日本では、身体障害者福祉法
という法律によって、

 

身体にどのような障害があったとしても、
その人が健康な人と同じように、

 

安心した社会生活を送れるよう、
権利が保障されています。

 

この身体障害者福祉法に基づいて、
交付されるのが障害者手帳です。

 

障害者手帳には

 

「身体障害者手帳」

 

「療育手帳」

 

「精神障害者保健福祉手帳」

 

の3つの種類があり、身体障害者手帳は、
膠原病も交付の対象とされています。

 

そこでまず、知っているようで知らない、
身体障害者手帳について、ご紹介します。

 

身体障害者手帳とは

 

身体に障害のある人が、
生活するうえで必要とする
支援を受けることが出来るよう、

 

さまざまな福祉サービスを
利用するのに必要な手帳です。

 

障害者手帳の交付対象となる障害は、
以下のものがあります。

 

・肢体不自由

 

腕や足など肢体の機能に障害があったり、
体幹機能障害、脳原性障害がある場合。

 

・視覚障害

 

弱視や全盲などの視力障害と視野障害。

 

・聴覚障害

 

難聴やろう者など。

 

・平衡機能障害

 

まっすぐ歩けない、片足で立っていられない。

 

・音声機能障害

 

発声器官の障害。

 

・言語機能障害

 

失語症、高次脳機能障害。

 

・そしゃく機能障害

 

咬合異常・嚥下障害。

 

・内部機能障害

 

呼吸器機能障害、心臓機能障害、腎臓機能障害、
小腸機能障害、直腸または膀胱機能障害。

 

・ヒト免疫不全ウィルスによる免疫機能障害

 

・その他

 

膠原病や高次脳機能障害などの
難病も障害認定の対象となります

 

上記の障害が永続することを
前提として交付されるのが
身体障害者手帳です。

 

ですから、障害の原因となる
疾病の発病後間もなくや
乳幼児期といったように、

 

まだ障害が永続するとはっきり
考えられないような場合は、

 

手帳の交付認定の対象と
ならないことがあります。

 

次に、身体障害者手帳の
取得についてご紹介します。

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身体障害者手帳の申請と取得

 

身体障害者手帳は自ら申請しないと
取得することはできません。

 

身体障害者手帳の取得を申請する窓口は、
居住する自治体の役所になります。

 

市区町村によって名称は異なりますが、
障害福祉課や保健福祉センターなど、

 

福祉関係の名称がついている
場合が多くなっています。

 

役所の窓口で申請に必要な書類

 

「身体障害者診断書・意見書」

 

を受け取ります。

 

申請に必要な書類や添付の必要な
写真や書類がないかどうかも
確認しておきましょう。

 

交付の申請に不安がある場合には
窓口で事前に相談することを
おすすめします。

 

申請に必要な書類を受け取ったら、
医療機関を受診して、
診断書を作成してもらいましょう。

 

「身体障害者診断書・意見書」

 

の作成は、身体障害者福祉法第15条の
規定に基づく指定を受けた医師
(「第15条指定医師」といいます)

 

に限られていますので、
申請のために書類作成をしてもらう
医療機関は事前確認が必要です。

 

必要な書類等がそろったら、
役所の申請窓口に提出しましょう。

 

提出した書類は、各都道府県にある
身体障害者更生相談所へ転送され、
障害者手帳の交付の判定が行われます。

 

判定には1〜3か月ほど
かかることが多く、
時間がかかります。

 

結果は市区町村の役所から
連絡がありますが、
3か月以上連絡がない場合には、

 

通知漏れや見落としなどの
可能性がありますので確認しましょう。

 

障害者手帳の交付は最初に
申請した市区町村の
役所窓口で受けられます。

 

手帳を利用する際の注意や
連絡事項がありますので、

 

事前に疑問点や不明点があれば
その場で確認するのがおすすめです。

 

身体障害者手帳を取得すると、
医療費の助成や車いすや
補聴器などの補装具の助成など

 

医療的に必要な費用の
支援を受けることが出来ます。

 

また、不便な環境で困っている場合には、
手すりの取付けや、段差の解消といった

 

住環境改善のための
住宅リフォーム費用も
支援が受けられます。

 

障害の程度によって受けられる
福祉サービスは異なりますが、

 

困ったことがある場合に支援が
受けられることが多いので、

 

膠原病という長期に渡って
治療が必要な病気の場合、

 

手帳の交付を受けることを
検討するのがおすすめです。

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