膠原病でSLEの食事とは?

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ここでは、「膠原病でSLEの食事」についてお話します。

 

SLEとは、膠原病の
全身エリテマトーデス疾患のことを指します。

 

このSLEを発症した場合、発熱、全身倦怠感
という炎症による症状とともに、

 

関節炎や非疹、精神神経症状、腎障害、
心臓や肺の病変、血液検査異常などがみられます。

 

様々な症状が一度にでたり、次々に起こりながら、
良くなったり悪くなったりしながら、
慢性化していきます。

 

治療は、免疫を働きを抑えて炎症を抑えるために、
副腎皮質ステロイドをしようします。

 

しかし、治療は薬ばかりではありません。

 

日ごろからの生活習慣、
特に食事には注意が必要となるのです。

 

そこで今回は、膠原病SLEの食事について紹介します。

 

野菜中心の食事

 

治療に用いるステロイドは、
食欲を増進させることがあります。

 

しかし、食べすぎて肥満になるのは危険なことです。

 

体重が増えると、関節や骨に負担がかかって
障害を起こす可能性が高まります。

 

また、食べすぎによって中性脂肪や
コレステロールの値が高くなると、
血液の状態が悪くなってしまうのです。

 

免疫学の研究によると、脂肪の多い人に
全身性エリテマトーデスの発症率が高いようです。

 

高カロリー高脂肪の食事が多い人の方が
死亡率が高く、腎障害の発症率も高い
というデータがあります。

 

このことから、食事はカロリー控えめ、
脂肪控えめの野菜中心の食生活がおススメなのです。

 

カルシウムを意識的にとる

 

ステロイドには、骨粗鬆という副作用を持つ薬です。

 

そのため、意識してカルシウムを含む
食品を摂取する必要があるのです。

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牛乳や乳製品はもちろんのこと、
大豆製品やひじき、わかめ、小魚を
意識的に食事に取り入れるようにしましょう。

 

また、カルシウムは単独では
身体に吸収されにくいものです。

 

吸収を助ける働きのある、ビタミンDも
一緒に摂るようにすることが大切です。

 

ビタミンDは、レバーや卵黄、まぐろ、いわし
などに多く含まれているので、
一緒に食べるようにしましょう。

 

塩分は控えめに

 

腎臓は、塩分の摂りすぎで
大きな負担がかかって、症状の出やすい部分です。

 

そのため、意識して塩分を控える必要があります。

 

また、腎臓の負担を軽減するためには、
水分を沢山とることも大切です。

 

鉄分を摂取する

 

膠原病の症状には、赤血球が
減ってしまうために起こる貧血があります。

 

そのため、血液の原料となる
鉄分とたんぱく質を摂る必要があるのです。

 

特に鉄分は、不足しがちな栄養素。
意識的に摂取することが大切なのです。

 

このように、膠原病のSLEの食事は、
様々な注意点や意識改善が必要となってくるのです。

 

しかし、健康的な食生活が
求められているということなのです。

 

臓器障害などで特別な食事制限が無いかぎりは、
健康的な栄養バランスのとれた
食事をとるようにしましょうね!

 

ストレスも膠原病の大敵なので、
ストレスを感じず楽しい食事をすることも大切です。

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