膠原病のsleで仕事はできるの?

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ここでは、「膠原病のsleで仕事はできるのか」
についてお話します。

 

膠原病のひとつ、
全身性エリテマトーデス(SLE)は、
患者に若い女性の比率が多く、

 

社会に出て働き始めた女性が
罹患することも少なくありません。

 

膠原病はいくつかの疾患の総称であり、
その中には難病と
されているものが多くあります。

 

まだ膠原病はその発祥の原因が不明であり、
原因を取り除いて完治させることが
難しいという現状でもあります。

 

ですから、膠原病の治療とは、寛解と呼ばれる

 

「良い状態を保ちながら
日常生活を普通に送れる時期を続けていく」

 

ことが目的となります。

 

ただ、SLEは他の膠原病よりも、
状態が良くなったり悪化したりする
繰り返しが多く、

 

寛解の状態をずっと保つことは
難しいという問題があります。

 

そのため、仕事をしていたけれど、
繰り返しの通院に会社の理解が得られない、

 

治療のための入院が長引いたため
に離職を余儀なくされた、
という人もいます。

 

また、全身性エリテマトーデス(SLE)の
症状として、仕事をする上で
障害となってしまいがちなものもあります。

 

しかし、SLEの患者さんでも、
仕事をされている人はたくさんいます。

 

そこで、SLEのどのような症状が
仕事をする上で課題となるのか、

 

また、どのような問題解決が
必要なのか、ご紹介します。

 

周囲の理解を得る

 

SLEの患者さんにとって、
仕事をしていて一番困る症状として、

 

疲れやすさ、スタミナが続かないこと、
があげられます。

 

自分では頑張っているけれど、
SLEの症状としてのだるさや
倦怠感などがあり、

 

さらに体力的にも精神的にも
集中できる持続時間が短く、

 

それを周囲には怠けている、
さぼっていると思われてしまう
という問題となってしまいます。

 

この問題を解決するには、
周囲の理解が必要となります。

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相談できる上司・同僚の存在が欠かせません。

 

SLEは日本全国に約6〜10万人程の
患者さんがいると考えられていますが、

 

身近に患者がいても、SLEについて
理解している人は多くありません。

 

周囲に正しくSLEを
理解してもらうことが大切です。

 

治療に対する配慮をしてもらえる職場環境

 

SLEは慢性疾患であり、
長期にわたり治療が必要となります。

 

症状が悪化してしまう場合もあり、
通院以外にも入院が
必要となることもあります。

 

しかし、SLEの症状は外見上は
異常がない場合もあり、

 

SLEに理解がなく、通院や入院への
配慮がなされない職場環境では
治療に支障をきたしかねません。

 

治療に配慮してもらえる職場環境の整備は、
患者本人が出来ることではありません。

 

しかし、会社にしっかりとSLEに
ついて理解してもらうことも必要です。

 

仕事を失いたくないからと、
SLEであることを隠して仕事を
続けてしまえば、

 

結果的に重症化して
しまうことになりかねません。

 

主治医と相談して診断書を書いてもらう
などして、必要な環境整備に
ついて会社側に伝えましょう。

 

膠原病のように慢性疾患をもちながら
仕事をする人には、その人を支える
支援が必要となります。

 

就労について困った際には、
主治医にも相談に乗ってもらいましょう。

 

また、難病の人が就労するための
手助けをしてくれる機関

 

「地域障害者職業センター」

 

もあります。

 

未就労の場合には、
公共職業安定所でも相談ができます。

 

仕事をする上で何か問題がある時には
一人で悩まず、周囲に相談することが大切です。

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