膠原病でリンパ腫の時とは?

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ここでは、「膠原病でリンパ腫の時」
についてお話します。

 

膠原病になるとあらわれる症状として、
発熱や体重の減少、疲労感やだるさ

 

などの他に、リンパ節が
腫れることがあります。

 

風邪などの感染症でリンパ節が
腫れたという経験がある人は多いですが、

 

この場合のリンパ節の腫れは、
膠原病でリンパ節が腫れる
という場合とは異なります。

 

そこで、膠原病の場合のリンパ節の
腫れと他の病気の場合とでは
どのように違うのか、ご紹介します。

 

病気の違いでリンパ節の腫れは異なる

 

細菌やウイルスに感染して
リンパ節が腫れた時に
リンパ節に触れると痛みがあります。

 

また、ガンがリンパ節へ
転移した場合にもリンパ節が腫れます。

 

血液のガンがリンパ系の組織から
発達した場合にも、

 

悪性リンパ腫となり、
リンパ節が腫れます。

 

ただし、腫れてはいても痛みはなく、
触るとゴツゴツとした固い感触です。

 

この感触があるリンパ節の
腫れがガンの場合の特徴になります。

 

一方、膠原病の場合は、
首や脇の下、内ももの付け根などの
リンパ節が腫れることがあります。

 

この腫れた部分を触っても
痛みはほとんどありません。

 

また、触れた感触も
柔らかいのが特徴となっています。

 

では、腫れる部分のリンパ節や
リンパとはどのようなものなのか、
なぜリンパ節が腫れるのか、ご紹介します。

 

リンパとリンパ節

 

リンパとは、全身を巡っている
管状の器官であり、この管の中には
リンパ液が流れています。

 

リンパ液の主な成分は、
血管を流れる血液の一部にも

 

含まれている血しょうと、
リンパ球と呼ばれる免疫細胞になります。

 

そして、リンパ液が集まりやすい
部分がリンパ節と呼ばれており、

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ここでリンパ液が浄化され、
リンパに入ってきた外界からの異物である

 

細菌やウイルスなどの働きを弱めたり、
壊死させたりします。

 

つまり、リンパ液やリンパ節によって、
免疫機能を働かせることで、

 

身体へ侵入してきた外敵と戦い、
健康体を維持する役目を
果たしているのです。

 

では、なぜリンパ節が
腫れることがあるのでしょうか。

 

リンパ節が腫れるということ

 

細菌やウイルスなどに感染すると、
侵入してきた外敵を攻撃するため、
リンパ球の活動が活発になります。

 

そのため、リンパ節は肥大し、
炎症を起こすことになり、
結果的に腫れてしまいます。

 

また、ガンの場合には、
リンパ系の組織に
悪性腫瘍ができてしまいます。

 

悪性腫瘍は、その細胞を
自分勝手に増殖させるもので、

 

まわりの細胞にまで
浸潤してしまうものです。

 

ですから、リンパ腫となった場合には、
リンパ系組織が勝手に大きくなり、

 

肥大してしこりができるため、
リンパ節が腫れて硬くなってしまうのです。

 

膠原病以外にもこのように
リンパが腫れることがあります。

 

しかし、病気によって
その様相は異なります。

 

リンパが腫れていると不安になりますが、
リンパが腫れる病気はさまざまです。

 

自分で判断をせず、
医療機関を受診して専門家の
判断を仰ぐことをおすすめします。

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